泉谷閑示 Kanji Izumiya

精神科医・精神保健法指定医

略歴
 東北大学医学部卒。東京医科歯科大学医学部神経精神医学教室にて研修し、その後社団正慶会栗田病院、財団法人神経研究所附属晴和病院等に勤務。その後渡仏し、パリ日本人学校教育相談員を務め帰国。新宿サザンスクエアクリニック院長等を経て、2005年6月、南青山泉谷クリニックを開院。2008年4月「泉谷クリニック」と改称し千代田区永田町に移転。同年6月より渋谷区広尾に再移転し今日に至る。
 これまで、日本人間関係学会にての特別講演、外務省・文部省共同主催フランス地区補習校授業校講師研修会(フランス・コルマール市)特別講義の講師、日本芸術療法学会研修セミナー講師、日本女子大教育文化振興桜楓会桜楓学園カウンセリング講座講師、早稲田医療技術専門学校非常勤講師、ヤマザキ動物看護短大非常勤講師、日本工学院医療カレッジ非常勤講師、東京工科大学兼任講師等を務めた。
 現在、診療以外にも、一般向けの啓蒙活動として、泉谷セミナー事務局主催の様々なセミナーや講座を開催している。

著書等
 『「普通がいい」という病』(講談社現代新書)
 『「私」を生きるための言葉~日本語と個人主義~』(研究社)
 『こころをひらく対話術~精神療法のプロが明かした気持ちを通わせる30の秘訣~』〈ソフトバンククリエイティブ〉
 『クスリに頼らなくても「うつ」は治る~新しい自分になる30の視点~』(ダイヤモンド社)
 『反教育論~猿の思考から超猿の思考へ~』(講談社現代新書)
 『仕事なんか生きがいにするな〜生きる意味を再び考える〜』(幻冬舎新書)
 『あなたの人生を変える対話術』(講談社+α文庫)
 『「心=身体」の声を聴く』(青灯社)
 『本物の思考力を磨くための音楽学』(yamaha music media)
 『「うつ」の効用 生まれ直しの哲学』(幻冬舎新書)
 『なぜ生きる意味が感じられないのか 満ち足りた空虚について』(笠間書院)
 女性のための家庭医学書『ウィメンズ・メディカ』(小学館)…〈心の病気〉の章を監修
 その他、雑誌では『図書』(岩波書店)、『本』(講談社)、『経』(ダイヤモンド社)、『SIGHT』(ロッキング・オン)、『レタスクラブ』(角川グループパブリッシング)、『VoCE』(講談社)、『BRUTUS』(マガジンハウス)等に掲載。

Web連載
『「うつ」にまつわる24の誤解』(ダイヤモンド・オンライン)
 …2009.9にて連載完結(バックナンバーがご覧頂けます)
『現代人に突きつけられた「うつ」というメッセージを読み解く』(ダイヤモンド・オンライン)
 …2010.3にて連載完結(バックナンバーがご覧頂けます)

これまでの出演番組
 『Q~わたしの思考探究』 NHK教育TV
 『みんなでニホンGO!』 NHK総合TV
 『ボクらの時代』 フジテレビ
 『Earth Dreaming ~ガラスの地球を救え』 ABC朝日放送ラジオ
 『大竹まこと ゴールデンラジオ』 文化放送
 『ABEMA Prime』(ABEMA TV)
 『あしたも晴れ!人生レシピ』(NHK Eテレ)
 その他、ニュース番組等多数

メッセージ
 立ち止まって苦悩することには、隠れた豊かな意義が潜んでいます。それを明らかにしていくことによって真の病根が解消していくのが、本来の「治療」の姿であったはずです。しかし残念なことに、今日の医療はそのことをすっかり忘れて、薬物で見かけ上の症状を消すことを「治療」と取り違えてしまっています。その結果、再発を恐れ爆弾を抱えたような気持ちで不安な日々を送っている人々が数多くいらっしゃいます。このようなすり替えに満足せず、本質的な変化、根源的な解決を求める人たちに向けて、当クリニックは開設されました。
 不自然なあり方への適応を余儀なくされる今日、そこに違和感を感じたり不調を感じること自体、むしろまともな拒否反応が起こっている側面もどこかにありはしないでしょうか。病気か健康か、といった通り一遍の見方を脱し、もう一つ先の大切なメッセージを共に見出していく作業こそ、精神療法の真の役割だと私は考えています。
 
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相澤輝美 Terumi Aizawa

(土曜日 担当) 臨床心理士・公認心理師・博士(心理学)

略歴
 白百合女子大学大学院博士課程修了。これまで個人クリニックや大学の学生相談室において心理療法に携わってきた。

メッセージ
 毎日を送っていくことが難しく,生きづらくなる時があります。外部にその理由を求めれば,少しは楽になるのかもしれません。しかし,それを自分自身と向き合うチャンスだと捉えたら,今まで見えなかったものが見えてくるのではないでしょうか。
 自分は何が好きで何が嫌いなのか。何をしたくて何をしたくないのか。しなければいけないことが多すぎると,本当の自分の声を聴くことが難しくなってしまいます。大切なことは,その声の中にあるのでなないでしょうか。
 自分自身の心の声に耳を傾ける。そんな作業のお手伝いができればと思っております。

 

 

平井美佳 Mika Hirai

(非常勤) 臨床心理士・公認心理師・博士(心理学)

略歴
聖心女子大学 現代教養学部心理学科教授。
聖心女子大学博士後期課程単位取得退学。これまで主として精神科の病院やクリニックにて個人心理療法を行ってきたが、近年はカップルや家族の心理療法や、子育て支援に関するグループ療法にも携わっている。

メッセージ
 私たちは人生のさまざまな場面で「自分が本当にしたいことは何だろうか」,「大切な人と良い関係を維持するにはどうしたらいいのだろうか」などと考え,時にひどく悩んでしまうこともあります。頑張って努力してもうまく行かずに,悪循環に陥ってしまうこともあります。そんな状況のときには,誰かの手を借りてみることも1つの有効な方法です。
 小さい子どもを見ていると,自分を支えてくれる安全基地としての他者を必要とし,そこから世界の探索に出かけ,また安全基地に戻り…というサイクルを繰り返しています。そして,やがて自立していきます。状況が厳しく,辛い気持ちのときには,大人も同じかもしれません。安心できる場があるからこそまた冒険できるのです。
 私は,安心して話すことのできる場を提供することで,その方がより自由に自分自身や周りの環境を探索し,やがて新たな旅に出発するお手伝いができたらと考えています。

 

〒150-0012 東京都渋谷区広尾5-25-4 宝ビルディング6F
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